いつもお世話になっているスターバックスの六本木ヒルズウェストウオーク ラウンジ店は全員が黒いエプロン(ブラックエプロン)をしているので気付きませんでしたが、どうやらブラックエプロンというのは特別な意味合いがあるようです。
ブラックエプロンは、スペシャリストの証
友人のSNSで「ブラックエプロンになりました。やったー^^」というエントリーがありましたので、「ブラックエプロンとは?」という疑問を抱いたのです。
そしていつものウェストウオーク ラウンジ店の店員さんに質問しました。
店員さん曰く「ブラックエプロンは、通常のアルバイト(スタバではパートナーと呼ぶ)よりもはるかに知識も経験もあって、言ってみればコーヒーのスペシャリストです。」ということなのです。
通常は緑のエプロンなのですが、試験を受け経験などを考慮して選ばれます。
ブラックエプロンになることでたとえばほかのパートナーのコーチ役になったりコーヒーの講習会を主催することができるなどの権限が増えるそうです。
・・・ウェストウオーク ラウンジ店は、全員ブラックエプロンだぞ?
ここで一つの疑問があって、ウエストウオーク ラウンジ店は全員がブラックエプロンなので「ほかの店舗で頑張った人があつまるエリート店なのか?」といものです。
これはいい意味なのですが、ウェストウオーク ラウンジ店は別にプロフェッショナル軍団ではありません。
もちろん接客はほかの店舗よりもいいのですし、とびぬけたパートナーが何人もいます。しかし中には「キャラはいいけど技術や知識は生まれたての小鹿」みたいなひともいます。
これも質問しました。
「全国に何店舗かフラッグシップ店というか(レゼルブ取扱店というらしい)、少し重厚なコンセプトでやろうというお店があって、それらのお店は全員がブラックエプロンなのです」
とのことでした。
「・・・それじゃあほかのお店とバランスが取れないんじゃないか」と邪推してしまいました。
しかし、そもそもブラックエプロンをしてもいいだろうというくらい受け答えがいい人ひとでなければ採用しないくらい厳しく面接しているみたいです。
僕にはほかの店舗とはホスピタリティが違うと感じていたので納得しました。
ブラックエプロンは万能なのか?
ただし、これは僕の個人的な意見なのですが、では経験や知識があればいい接客ができるのかといえばそうではありません。
知識や経験が増えることでういういしさはじゃんじゃん減ります。お客の立場からすると初々しさのない接客は、特にスタバには求めていないかもしれません。
経験と初々しさのトレードオフ・・・これはえてして何にでもいえるかもしれません。
男女関係なんかいい例ではないでしょうか。
こんなかんじ↓
知識・経験 | 初々しさ |
1 | 5 |
2 | 4 |
3 | 3 |
4 | 2 |
5 | 1 |
0 |
また、ホスピタリティはさじ加減がむずかしく、すこしバランスが悪いと「ホスピタリティの押し売り」になる可能性があるのですが、これはスタバであるとないとを問わずベテランに多い傾向にあると思います。
どのような試験内容なのかはわかりませんが、おそらく接客についてのこれらのメンタリティも含まれているのかもしれません。
僕の知っている限り、ブラックエプロンの方はどなたも知識や経験はあるのに初心を忘れていないように感じます。
↑の写真は一階上のウェストウオーク店。こちらは緑のエプロンがほとんどで、お店全体の雰囲気もキャッチ―です。
一階下のラウンジ店は重厚で、パートナーの接客も一段深い気がします。
友人にインタビューしました
今回、前述しました友人に、ブラックエプロンについて質問しました。もちろんその友人の主観ですが、全体像をわかりやすく、丁寧に説明してもらいました。
ブラックエプロンの試験とはどのようなもの?
試験に際して、対策はどうするの?
なんと合格率が5%!僕が合格した年の行政書士試験よりも低いです!!
意識が高く、最後の方はアスリートみたいなコメントに思えます。素晴らしい!
こんなこコメントをいただくと純粋に応援したくなります。。。
それよりもびっくりしたのが任期1年とうこと。おそらく合格したら終わりではなくて、毎年のブラッシュアップが必要ということでしょう。
その友人は六本木七丁目のスターバックスで勤務していまして、とてもチャーミングな方です。皆さんもブラックエプロンを探してください。
ご協力ありがとうございました!