厳密には北千住ネタではありませんが、自宅から歩いて15分程度でくつろげる公園ということでよくお邪魔しています。
汐入公園は都が管理する公園で、隅田川に沿ってなだらかにあるのんびりとした雰囲気です。
桜が満開の季節だったのですが、花見というにはやや桜は控えめなので、普段使いのウオーキングとかサイクリングに良いかもしれません。
都立汐入公園
川のせせらぎと高速道路
北千住に引っ越しまして1年たちました。
もともとほとんど休日というものがなかったのですが、引っ越ししてから最低週に1日は休もうと決めまして、そうなると休みのルーチンが必要になります。
普通の40代であれば趣味であったりデートや家族サービスなどのことで休日を過ごすのかもしれません。
しかしここのところ一切それらと無縁でしたので無理やりでもいいのでルーチンが必要だったのです。
元々料理は好きなので足立市場に行って魚介類を買って料理し、午後に軽く昼寝をするともうやることがなくなります。
やることがないのはつらい!
いままでいったこともない漫画喫茶とかにも行きましたが、新鮮で楽しいのは最初の1~2回で、あとは自然と足が遠のきます。
そしてせめて景色のいい公園でも探そうということで見つけたのが汐入公園なのです。
もちろんこれまでも近所をうろうろして散歩コースのようなものはできていました。
散歩コースはたいてい川べりを盛り上がりのピークとするコースに収れんされています。
盛り上がるといっても公目的地まで一直線に行き、見晴らしのいいところでシガーを一本吸って、天気が良ければ缶ビールを飲んで帰るという寂しさむき出しの散歩です。
もちろんぱっと見寂しさはありますがこれが心地いいのです。
物思いにふけるには川の緩やかな流れは僕にはぴったりです。
塩入公園は墨田川に面しています。
川と言ってもごらんのとおり決してきれいではなく、水は濁り、雨が降らないと川面がさがり、川底が見えてきます。
そうなるとどぶとかおしっこのようなにおいもします。
さらに、隅田川の向こう側は高速道路が走っていて必ずしも環境はいいとは言えません。
この時は桜の満開の季節だったのですが、ご覧の通り桜の花見を狙ったような植木レイアウトではありません。
そのため花見シーズンであってもサラリーマンとかの場所取り合戦があるようなこともありませんし、普段使いの家族連れや学生が多いです。
一角にはジャングルジムの親玉のような遊具があって、そこのあたりにちびっことママが集中しています。
その一角以外は閑散としていて、ところどころにイスがありますが人は少なく座り放題です。
ジャングルジムは、見てお分かりの通り、高いところに上ってもネットで360度覆われていて、絶対に下に落ちないように工夫がされています。
これは意地悪な見方かもしれませんが、僕もそうだったのですが子供の想像力はすさまじく、
「覆われているんだったらなんとか潜り抜けよう」と考えるちびっこもいます。
子供なんだから悪ふざけがしたくても仕方がないと僕は思います。
ただ、親御さんからすれば安全はかぎりなく100%を求めるものでしょう。
そして事故が起きるごとにリスクヘッジは進み、
「いくらなんだってここまでやったんだから事故らないだろう」
という形がこれ↑なのかもしれません。
ただ、それでも老朽化とかちびっこのいたずら心でいつかは事故が起こります。
そうして最終的にはオールVRの公園みたいになったら寂しいですネ。