飲食店から好かれるコツ②|お店から好かれる具体例は?

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前回の投稿でこうすると嫌われるというパターンを紹介しました。

では、次に飲食店(料理店)ら好かれることで好待遇を受ける具体例を検討してみたいと思います。

飲食店から好かれることで様々なメリットがあります。好待遇を受けるというのはその中のひとつでしかありません。

好待遇を受けなくても飲食店の店員さんと意思の疎通がとれ、場合によっては普通では知ることのできない情報を教えてくれるかもしれませんし、お店を移るときも連絡をくれて長い付き合いができるかもしれません。

好待遇というとどうしても手厚く接客を受けたりとか料理の質を上げてくれたりとか裏メニューをだしてくれたりとかの実質的なわかりやすいものを想像しますが、これはお金を出せばできることです。

もちろん売り上げに困っているお店は金払いが良いお客を手厚く接客するでしょうし、ケチな客が手厚い接客を受けられる可能性は少ないのは事実です。

しかし、たとえばお金をだせば受けられる好待遇は飲食店側からすれば「やらされている好待遇」にすぎません。

会社内や会社外のひとと接するときに、パワーバランスが明らかに相手の方が上だとどうしてもゴマをすったり好かれるように持ち上げたりするものです。

これらは仕事だから仕方なくしているだけで、相手のことが好きで積極的にサービスすることとは大きな隔たりがあるのです。

これは飲食店も同様で、好かれることでされる好待遇は心のこもり方が違うのでそれまで味わったことのない満足度を得ることができます。

長いこと西麻布で飲食店を経営していて「このお客さんはもったいないなあ」と思っていたことです。

 

前置きが長くなりました。では具体的な好かれる手法を紹介しましょう。

 

 

飲食店に好かれる具体例

最低でも3回は通う

どれだけ好かれる要素があったとしても、「この人はもう来ない」と思えばどうしても観光地のレストランのような接客になってしまいます。

ミシュランの星付きのお店や有名店、あるいは有名ホテルのお店を利用し、「たしかにいい接客なんだけど、事務的なんだよなあ」と思ったことはありませんか?

これはお店のスタイルにもよりますが、優秀なお店であっても一回目の来店でとびきりの対応を受けるのは至難の業でしょう。

100点以上のいい対応とは、一歩間違うと行き過ぎた対応になりますのでお店側も最初はディフェンシブに対応するものです。

お店側がお客を見抜き、その人に合わせた対応をするには一回目の来店ではなかなか難しいと思います。。

 

 

もっとも、優秀なお店になればなるほど「気に入られてもう一度来る気にさせよう」というモチベーションで接客します。

お店側の熱意とお客の歯車を合わせるにはそれなりの回数が必要なのです。

一度目の来店で「この人はお店のことをよくわかっている」

二度目の来店で「この人と接しているとお店の良さを引き出せる」

三度目の来店で「もっとこの人にお店の良さを分かってもらいたい」

こういう心理の変化がお店の側にあればしめたものです。

そのため最低3回は来店し、焦らずにいきましょう。

 

楽しそうな雰囲気がある

当たり前のことで申し訳ないのですが、絶えずむずかしい顔をしているよりも常にたのしそうな雰囲気のある人の方が好かれます。

もちろん人間ですから調子のいい時ばかりではありません。

低価格なカフェや日常よく使うお店などは毎日通うでしょう。

この場合はいつも楽しい時ばかりではありませんから機嫌が悪い日があったとしてもしかたありません。

機嫌が悪い日はお店の人と接しなければいいだけです。

しかしある程度の金額のお店に行く場合は「料理を楽しもう」「いい時間を過ごそう」という雰囲気のある人のほうが好かれます。

 

マナーを必要以上に気にしない

意外かもしれませんが、テーブルマナーについては飲食店の人はほとんど気にしていません。

ナイフとフォークの使い方とかグラスの持ち方などは、はっきりいえばどうでもいい問題です。

飲食店で活躍しているシェフやソムリエも最初は何も知らずに料理界に入ってきていますので、マナーがわからない恥ずかしさを知っています。

そのためマナーのためのマナーをしていると「そんなことよりもリラックスして楽しんでよ」が本音の人がほとんどです。

 

ただし、あまり行き過ぎるのも考え物です。

食べるときの音が大きいとか、斜めを向いて食べていたり、大きな声で店員を呼ぶなどは嫌がられるかもしれません。

 

忙しい時間帯は素早く食べてすばやく出る

飲食店のスタッフは忙しい時間帯は余裕がないことがほとんどです。

超がつく高級店は席の数を限定して満席でも対応できるスタッフの数がいますが、ふつうのお店ではこうはいきません。

例えば平日のランチの12時から1時、金曜日の夜などはほっといてもお客は来ますので、言葉は悪いのですができる限り回転させた方がいいと思っています。

そのためそういう時間帯にいった場合、できる限り素早く食べて素早く出るほうが無難です。

 

 

 

長居をしない

フレンチやイタリアンはもちろん雰囲気を楽しむ場でもありますが、主目的は料理や飲料を楽しむことです。

そのため食事が終わっても何時間も話し込んだり、男女であれば口説き口説かれをして長居すると「このお客は使い方がわかっていない」となってしまいます。

特にランチやディナーの閉店時間を過ぎてこれらの長居をされると飲食店側からすれば仕込みに影響したり、お店のセッティングができなかったりするので決して喜ばれません。

本当に長居をしたいのであればファミリーレストランや朝まで営業するバーや居酒屋に移動してゆっくりするべきでしょう。

 

お店の流れにお客が合わせる

遠くから大きな声で「すみませーん」と呼んだり、忙しい時間帯に「早くだして」と頼んだりすると、お店側はペースを壊されたと感じてしまいます。

たとえば注文をしたかったり、質問したかったりする場合は接客係と目が合うまで空気を読むことでできる限り流れをあわせるようにするべきです。

低価格なお店や(高くても)質の低いお店だと目が行き届いていないこともありますのでこの場合は仕方がありませんが、多くの場合は最低限の目は行き届いています。

忙しい時間帯にも関わらず凝った料理を早く出してくれというお客もいますが、「じゃあチェーン店にでも行けよ」と思われるのがオチです。

この場合は注文をしたら料理が出てくるまでじっと待つか、本当に時間がないのであれば凝った料理は期待せずに素早く料理が出るファストフードですませるべきです。

 

まとめ 絵になるようにする

以上、かなり飲食店側についたことを紹介しましたが、これらは飲食店側の考える「絵」になるかどうかがすべてのカギです。

絵になるというとモデルや芸能人が来店すればいいじゃんかとなってしまいそうですが、そうではなく、お店全体の絵としてお客が演じられているかということです。

 

このようにかくと、おそらく「こちらがお金を払っているんだから、なんでそこまで気を使わなければならないんだ」と思うと思いますし、そう思うのはもっともです。

しかし、それでは普通のお客と何ら変わらないし、お店側にとっての特別なお客になることはできません。

飲食店の人間はお金のために働いているのではなく好きだから働いていることがおおいのでこの理論は通用ないのです。

ここを理解することで飲食店からとんでもなく好かれます。 特にクオリティの高い個人店であれば、その傾向は強まります。

いいお店ほど好きなお客に好待遇をしてくれるのです。


当ブログ運営 前場亮のご紹介


1973年7月11日生まれ
行政書士前場亮事務所と株式会社ワインブックスの代表をしています。


2014年まで西麻布で飲食店を経営。
ワインも得意で第3回キュヴェ ルイーズ ポメリーソムリエコンテストで全国優勝しました。

行政書士の専門分野は風営法・航空法・道路法です。
これらのすべての分野で影響力のあるサイトを運営しています。詳しくは

風営法の専門サイト

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モノを所有すること、保身、名誉が嫌いです。

行政書士 前場亮事務所
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