2016年 5月 の投稿一覧

手習いのメンタリティ

先日新人の後輩から相談をうけたのと、自分自身も新しい業務で面食らうことがありましたので備忘録としてかきました。

 

 

 

 

自分の性格でも得だなあと思うのが、変なプライドがないというか、見栄をはるのが嫌なのでいつでも手習い(修行中の身)のメンタリティを持てることです。

 

自分が圧倒的に知らない分野や経験が足りない分野に参入するとき、それを受け入れる側は「なんでこんな奴の面倒見なくちゃいけないんだ」とかの面倒くさいという意識が働くのが当たり前でしょう。

ましてや会社の新入社員でもなければ面倒を見る理由もないし、場合によっては仕事をとられてしまう可能性もあるので積極的に教える人はお人よしなのかもしれません。

人間には理性がありますから理性で教えてくれることはあるかもしれませんが、理性を本音と勘違いして痛い目を見たひともいらっしゃるのではないでしょうか。

 

すごく難しいのですが、ある程度の経験や素地ができてしまうと全くのサラの状態のメンタリティは持ちづらくなってしまいます。今までの経験がそうさせてしまうのかもしれません。

・しっかりと学校や予備校でその分野を勉強した

・似ている分野での修行経験がある

・まもられた環境の中でそこそこの結果をだしてきた

これらの経験はもちろん素晴らしいのかもしれませんが、その分野の専門家からすれば知識や経験はないに等しいので「おれはわかっているんだ」というスタンスで来られても困るはずです。

考えてみれば当たり前でしょう。その道の専門家も恥をかき、もがき苦しみながら経験を積んだのにもかかわらずこんなスタンスで来られたら困ってしまうでしょう。

 

では、どのようなスタンスで臨むのがベストなのでしょうか?
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「ひとが離れるのが怖いんでしょ?」

最近はフェイスブックで独り言をつぶやいているのでこちらの更新が滞っていました。もちろんFacebookもウソではありませんが、こちらのほうがより本音を言っているというか、好き放題言わせてもらっています。

 

ゴールデンウイークは行政書士にとっては全くのヒマな時期で、行政庁が開いていないのでやることがないというか、なにもやれないのです。

もちろんホームページの更新とか新しい実務の戦略を練るとかもあるのかもしれませんが、それらをやったとしてもさらに時間が余るのがゴールデンウイークです。

 

最近は体も健康だし仕事も順調です。なんだかんだで何の心配もなく生活できているということは、ここしばらくの僕の選択は間違っていなかったんだと思っています。

思い返せば今から10年前、32歳からの5年間くらいは自分でいうのもなんですが本当にどん底でした。

僕は30歳の時にとあるソムリエコンクールで優勝しました。

優勝して1~2年はどこに行っても持ち上げられるし、メディアにも頻繁に取り上げてもらっていました。交友関係も一気に広がり今までは話したことがない人とも友人関係が築けます。

しかし、2年くらいたつとそれまで注目されていたのが一気に薄れます。ところが自分は持ち上げられていた経験がなまじあるのでどこかに奢りがあり、謙虚さが持てなくなってくるのです。

もちろん自分では「謙虚でいよう、奢りなんて絶対に嫌だ」とは思っているのですが、それでもどこかに出てしまうのが僕の器量でした。

当時経営していたレストランをはなれ、六本木のダイニングバーを経営することになったのですが、収入も半分以下になったし、低いモチベーションで生活していたので自分自身にも魅力がありません。
幸い経営していたダイニングバーは黒字でしたが自分が生活できるギリギリ程度でした。
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