僕は41歳になるまで運転免許証がなく、もちろん自動車を運転したこともありませんでした。
さらに18歳から飲食業界で鬼のように働いていたので店と自宅の往復の繰り返しの毎日に免許がないことを疑問にも思わなかったのです。
ところがさすがに40歳を過ぎて移動手段がほとんどないことに疑問を持ったのと、やはり少し背伸びをしたくて去年の同じころ、時間ができたことをいいことに原チャリの運転免許証をとり、次の日に原チャリを買ってしまったのです。
僕にとって原チャリは自由の象徴で、身軽なうえに渋滞でも車の隙間をぬって走る姿に心底憧れていました。ひょっとしたら日ごろお店にずっといなくてはならない現状への反動があったのかもしれません。ちなみに去年の今頃は行政書士事務所も依頼が絶えず、本当に寝る時間が毎日3時間もないくらいに忙しかったです。
実際に乗ってみても、まあ気持ちのいいこと!これはいい買い物をしたと思っていたのです。去年の11月のブログを見ても原チャリの存在は際立っていて、よほど気に入っていたのがわかります。
しかし
乗りまくっていたのは最初の3か月で、徐々に乗る回数が減り、最近はほとんどのらなくなってしまったので、1年たったのを機に原チャリを買ったところに売ってしまいました。
売ったといっても二束三文ですが、自分で処分するよりも手間もかからず、助かりました。
原チャリの思い出
1番の思い出はやはり原チャリの運転免許証の試験でしょう。なんと僕は最初の試験を1問差でおっこってしまったのです。これは衝撃でした。その時のレポートはこちら
周りの受験生は日本語がロクにしゃべれない中国人とか絶対に学校にまともにいっていない女子高生とかすでに原チャリどころか暴走族一直線の金髪のお兄さんとかがたくさんいて、彼女ら彼らが一発で合格していく中、不合格の僕は世間の厳しさを知ったものでした。
午後の二回目の試験で合格し、次の日にネットで見つけた関東ホンダさんで原チャリを買ったのですが、お店の人が僕を見て心配になり、お店の裏道で運転のレクチャーをしてくれたのです。
あまりにも不慣れなぼくをみて、かわいそうになったというよりも自宅に帰る前に事故にでもなったら困るという気持ちのほうが大きかったと思います。暗がりの中、原チャリの後部を握りながら一緒に走ってくれた姿は心に焼き付いています。ありがとうございました。関東ホンダさんのレポートはこちら
関東ホンダさんを出発して自宅に戻る道のりはもちろん原チャリです。本気で危なっかしく、シャレにならないような交通違反をおかして命からがら帰ったのを覚えています。
仕事で使わないと、よほど馬が合わないと使いませんね・・・またいつか乗る日まで。さらば原チャリ!