僕の実家は千葉県の流山というところです。
流山は近隣の柏とか松戸とかに比べるとめっぽう都会臭のしない市で、18歳のころ（23年前）までは田んぼとかも多くみられました。
しかし、いわゆるベッドタウンとしては申し分のない立地にあるので少しずつ認知がされてきたようで、ここ20年の人口の伸び率は1.5倍と大きく変貌を遂げつつあります。
実際に「子供を育てるなら流山。母になるなら流山」というキャッチコピーがあり、これがのんびりした流山の地のイメージとぴったりなのです。
18歳で流山を出てしまった僕は、高校時代に落ちこぼれた反動から一旗揚げてやろうという野心が少なからずあったと思います。そんな調子なのでほとんど帰省はせずに帰っても母親の顔を見て帰る、というようなものでした。
最近僕にも少し余裕ができたのでしょうか。今回のゴールデンウイークで2日ほど滞在しまして、いろいろ感じるところがあったので簡単にまとめたいと思います。
流山は18歳のころまでいたのですが、当時勤めていた青山の飲食店があまりにも長時間労働だったのでこれは通勤は無理だと思い、広尾に家賃3万円のおんぼろアパートを借りて強引に家を出てしまいました。
そのころまでは流山のイメージはどちらかというとダサいか、あるいは影の薄いイメージでした。影の薄いイメージが幸いして「家族を持つなら流山」の街づくりがマッチしたのでしょう。
街づくり伐採地めぐり
母親と散歩して思ったのですが、1.5倍の人口になってもいまだに街づくりはじゃんじゃん開発中で、上の写真のように一軒家が並ぶ計画地のよこにさらに計画地域があって、森林を伐採したり田んぼを農地転用して住居地域用に活用していました。
母親としては長く住んでいるので変化には抵抗がありますのでできればこのままのほうがいいという意見でした。僕は合理主義なのでそんなこと言ったらいつまでたっても都市化はできないとか言ってしまいそうになりましたがこらえました。
びっくりしたのが伐採した森の中でも特に樹齢の古い木（つまり大きな木）には番号がついています。この木ですと149番となっていますが、おそらくこれが伐採の順番でしょう。
これが動物だったらものすごい残酷な気がしますが、考えてみればこれらの木はほとんどが100歳オーバーの樹齢なので、なんだかもったいない気がわいてきました。
中には600年以上の樹齢の木もあって、おそらく昔は信仰の対象になっていた木もあるのでしょうが、無残にも番号が付されていくのです。
古墳だった場所も遠慮なく掘り起こしていました。おそらく古墳は歴史的価値があるでしょうから都市計画としてはそこも考慮されて後回しになったのでしょう。
黙々と歩く一人の姿がありますが、こちらが母親です。今も元気で明るく、本当にありがたいです。
古墳から街並みを見ると流山の街が一望できます。ここは眺めがいいのでおそらく高級住宅が建つのではないでしょうか。
ラーメン中島
流山線の平和台駅の近くに中島ラーメンという煮干しベースの上品なラーメン屋さんがあって、店主は大勝軒という永福町にある有名なラーメン屋さんで修業した人で、大勝軒はたまにいっていたので気になって行ってきました。
実は高校生の頃にもいっていたのですが、高校生の僕にはスープが上品すぎてもっとこってりしたウオーッとイケるほうがよかったのです。有名なお店で修業していたというのは後から知ったので、完全にミーハー心です。
20年以上ぶりの再訪です。20年前は、こういっては何ですが店主の夫婦がものすごい仲が悪そうで（実際はもちろん知らない）小さな店内なのでケンケンしているのが客にも伝わってきてそれが味を上回っていた感があったのです。
ラーメン。永福町の本店と比べるとずいぶんとあっさりした味付けです。記憶をたどるとこの味だったと思います。
店主はあれから20年以上、このラーメンを作り続けたのかと思うと本当に脱帽です。するどい目つきは相変わらずでした。
当ブログ運営 前場亮のご紹介
1973年7月11日生まれ
行政書士前場亮事務所と株式会社ワインブックスの代表をしています。
2014年まで西麻布で飲食店を経営。
ワインも得意で第3回キュヴェ ルイーズ ポメリーソムリエコンテストで全国優勝しました。
行政書士の専門分野は風営法・航空法・道路法です。
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