今日は某所で依頼のあったアミューズメントカジノの現地調査でした。
現地調査自体は特に問題なかったのですが、ここまで来るのが
ま~、大変でした・・・。
カジノというと、一般的にはどうしても賭博場というイメージがありますし、できれば所轄内で問題のタネを許可したくないというのが本音でしょう。
そのため最初に申請しようとすると、まずは門前払いを覚悟のうえで、話を聞いてもらいたいという姿勢でジャブをうち、担当の心を開くところから始めなくてはなりません。こうなると心理学です。
(画像はイメージです。)
少しクールにいえば、アミューズメントカジノの営業をするということは法律的にいえば積んでいる状態で、つまり要件さえ満たしていれば行政は許可しなくてはなりませんので最終的には強気で行くことになります。
しかし、僕のスタンスは依頼人にも、そして行政側にもお互いに理解をしてもらって、気持ちよく営業を許可してもらおうというものなので、行政側にはしっかりと法律的に問題ないということを伝え、そして依頼人には行政の思惑や法的構成を粘り強く伝えることになります。
さらにいうと、例えばアミューズメントカジノなどの、日本では誤解・偏見の多い業態はマジョリティからすれば煙たい存在なものを、いかに正当なものなんだということを伝えることも自身に課された仕事だとも思っています。
僕は憲法14条が大好きで、いまだに条文を読むと泣いちゃうのですが、そのスピリッツはしっかりと根付いています。
風営法の仕事は、そういう社会的に偏見や誤解のあることが多く、だからこそしっかりと周囲への理解を得つつ、許可を勝ち取ることに喜びがあるのかもしれません。
実査が済んだので、あとは許可待ちの状態です。このお店は相当いいお店になる予感がありますので、できれば今度お客として伺い、こちらでレポートしてみたいと思います。