僕は21歳のころカナダのバンクーバーにいました。レストランビジネスの面白さに目覚めた僕は英語をしゃべるようになりたくなったのです。
ショボイ話なのですがカナダに行くまでの僕はダメダメで、あまり自分のことが好きではありませんでした。
カナダでは日本語がしゃべれない分、そんな自分ともずいぶん向き合い、「これからはこういう自分になろう」という指針を立てたのです。
その指針は、実はとあるモテ本(どうすればモテるかとかのハウツー本)に書いてあったのですが、単なるモテ本の域をはるかに飛び越えて、「人間こうあるべき」論を叩き込まれたような衝撃があったのを覚えています。
通常のモテ本はファッションとか髪型とかデートとかの「とりあえずこうしておけ」的な薄っぺらい内容なのに、僕が参考にしたその本は骨っぽく、内側から変えてくれるに十分な読みごたえとしっかりとしたロジックを持っていたのです。
女性が嫌いな男とは?
そのロジックは、端的に以下の7行にあらわれています。あなたが男性だとしたら、「女性が嫌いな男とは?」を理解しているでしょうか?女性であれば「なんとなく嫌い」の「なんとなく」を突き止めていますでしょうか?
①女性を奪ってでもものにする勇気がない
②どこかみすぼらしい
③不潔なところがめにつく
④いいわけばかりする
⑤女性の話を親身になって聞かない
⑥金銭的にケチ
⑦食い逃げしそうな感じ
その本ではこの7つをあげていますが、特に①は「いい人」で終わってしまう男性には耳が痛いのと同時に納得できる人も多いのではないでしょうか。
マイ憲法
その本はさらに理論展開し、モテる男とは粋(いき)であるという結論を導き出します。そして、粋とはこういうものだということを、以下の7つに収れんさせています。
①あか抜けていること
②サッパリした気質を持っていること
③人情をよく理解している
④気前が良く損を恐れない
⑤意欲・気力・意気地がある
⑥生きがいい
⑦息を合わせる術を知っている
「これを自分の憲法にしよう」こう思ったのは自然の流れでした。そのうえで、自分なりに以下の行動規範を作ったのです。
①仰々しく文句を言わない
②相手の行き先やプライベートなことはきかない
③損をしても顔では笑っている
④相手の気持ちを優先させる
⑤キョロキョロしない
些細な事の積み重ねですが、これだけで自分のことを少しずつ好きになり、好きになった結果もっと努力しようと思えるようになったのです。
この本が教えてくれたことはおおきく、自分の人生をかえた本でした。
では、その本とは・・・
残念ですが、ヒミツ!企業秘密だね。絶版になっているのでまず入手できないでしょう。
今考えると、カナダにまでもっていくほどその本が気に入っていたんですね。。。