衆議院が解散になりました。飲食店をやっていた関係で20代のひとと話すことが多いので彼女ら彼らが政治に無関心なのがとても気になっています。
本来、日本は民主主義なので一つ一つの方向を自分たちで決めようという政治スタイルなのですが、正直そこまで生活に困っているわけではないので興味が持てないということが本当ではないでしょうか。
大勢の人が明日食べるものにも困ってきたらそれこそ政治運動とかも必死にやるのでしょうけど、戦後の学生運動みたいに。
今回の選挙は僕も論点が何なのかわからないし、いや、正直に言えばわかるんですけど、国民と全くかみ合っていないというか、なんかすごい難しい判断を国民させようとしていると思うのですが、国民は忙しいし、一歩踏み込んで理解しようという気はないのに総理大臣だけ息巻いている気がします。
今回は政権与党が「18か月待ったら問答無用で消費税をアップしますよ、それでいいですか?」という念押しを国民にさせる選挙です。そして、ほかに方法があるのであればどうぞ案を出してもらって議論しましょうというのが論点です。
民主党のエリートとボンボンによる政治の反省から間違いなく与党が政権を継続すると思いますが、これによって国民には「あの時確認したんだから後になって文句言うなよ」ということになるのです。
じゃあほかに方法はあるのか?山積みの問題を解決する方法があるのかということになるのですが、あったとしても大差はないし、やってみなければわからないので結局与党がそのまま勝利するというシナリオができています。
このシナリオが出来上がっているから「やる意味のない解散」となっているのです。
政治家は「国民は雰囲気で投票するから」とは口が裂けても言えないので論点がピンボケしたままになるのです。
国民からすれば、政策とか論点なんてどうでもいいし、どうすれば目先はよくなるのかしか興味ないから結局政党支持率とか雰囲気で決まると思いますが、政治家が国民の顔色ばかりうかがっている気がして気持ち悪いです。これって民主主義の限界か?