なんでこの時期にするんだ、という話は散々出てきたと思うのですが、さすがに今週は、社会は選挙一色ですね。テレビをつけても選挙番組だらけです。
実は今日期限前投票に行こうと思ったのですが、選挙会場を間違えてしまっていけませんでした。たぶん日曜日に行くことになると思います。
今回の選挙はほぼ下馬評が出ています。自民党の圧勝、ということですが、本当にそうでしょうか?当の自民党も「消去法で選ばれたんでしょ」との思いは大なり小なりあるのだと思います。
さすがに民主党政権の時に散々な思いをした人が多いのでしょう。私も民主党政権下のエリート・ボンボン政治家の統治はいい思い出がありません。
勉強はできるし家柄もいい。さらに黙っていても何億円も収入が入る人間が国民全部の面倒をを見ようとするところにうんざりしたのでしょう。
この前クライアントワークで月初の渋谷区役所に行ったのですが、びっくりしたのですが生活保護の受給待ちでまっている人たちが10人くらいいたでしょうか?さらに驚いたのですが、彼らは立っている気力がないのか、みんな座っているか、寝そべっているかのどちらかなのです。エリートボンボンはこういった人の気持ちはわかるのでしょうか?
もちろん、彼らはエリートですから、理性では理解できていると思いますが、だからこそエリートボンボンのイメージを払しょくできないエリート主義が鼻についたのです。
では、民主党政権が最悪な政治だったのかというと、それはわかりません。なぜなら、ひょっとしたら今の自民党政権のほうがよほど最悪なのかもしれないからです。自民党政権は、少なくと政権奪取以降はポピュリズム政権なので、国民の目の前にニンジンをぶら下げて、目の前の経済を第一に運営した結果、支持を集めているのです。
国のバランスシートを正常に保つのであれば、もっと国民を締め付けなければならないにもかかわらず目の前の人参で政権を取ったのが自民党だとしたら、なんと罪作りな存在なんだろう、という見方もできますね。