広尾 外苑西通り

高級料理店にせよ大衆的なお店にせよ、お店から好待遇を受けるコツは何でしょうか?

「お金をたくさん払う」と答える人もいるかもしれませんし、「店主とコミュニケーションをとる」というひともいるかもしれません。

しかし実際は飲食店の人は金払いがいい人だから待遇を良くしたり、店主とコミュニケーションをよくとる人だから裏メニューを出したりということはしません。

金払いが良くても面倒くさい客や横柄な客は、仮に顔はニコニコしていても「このお客はお店をお金でねじ伏せている」としかとらえていません。

また何のまえぶれもなくコミュニケーションをとろうとしても「いきなりずかずか入り込まないでほしい」が本音です。

 

では、なにが飲食店(料理店)にとって好待遇を受けるコツなのでしょうか?

答えはもちろん「好かれる」ことにほかなりません。

 

私は長いこと飲食店を経営し、激戦区を戦い抜いてきました。多くの飲食店にも行きました。

その経験のなかで、当然お店の側として「なにがお客がお店に好かれるコツか」は手に取るようにわかりますし、それをお客の側としてどう実践するべきなのかも知っています。

経験者なのだから当たり前かもしれませんが、ここではあなたが飲食店から好かれるコツを実現可能性が高くて、かつ簡単にできるものを紹介したいと思います。

 

飲食店に好かれるには?

まずは「何が嫌われるのか」を知ろう

「好かれる」の前に、大事なのは「何が飲食店にとって嫌われる行動なのか」を知ったほうが理解は深まります。ここで検討してみましょう。

 

私は西麻布で10年ほど高級店やバーなどを経営していました。

おそらくあなたは「西麻布は飲食店の激戦区だから舌の肥えた食通が多く集まるだろう」と想像するでしょう。

たしかに飲食店に通い慣れた人はおおいですが、意外なほど「この人はどこのお店でも嫌われるだろうな」というひとが多く、さらに本人に自覚がないことも少なくないのです。

読む人にとっては耳が痛いかもしれませんが、この後に好かれる手段を紹介するにあたってぜひ知っておいてもらいたいことばかりです。

 

それでは、もう少し見てみましょう。
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