このグループは西麻布の文化の一翼を担ってきたといっても過言ではありません。
so-bar、テーゼ、リエゾン(現在は閉店)、よしの、と隠れ家バーを展開し、その極め付けがこのバーと考えてください。このグループさえ知っていれば西麻布通になれます。
バー ボストーク 基本情報
東京都港区西麻布 2-13-15 オオヤマビルB1F
TEL&FAX 03-6427-2286
無休 21:00 ~ 5:00 日祝 19:00 ~ 26:00
西麻布交差点から歩いて1分。ですが西麻布になれていない人はまず行きつけないので、デートなどで利用する場合はかならず事前の確認をしたほうがいいです。
西麻布の交差点から渋谷方面に行き、一つ目を右折。しばらくすると右手の奥に↑のような看板が出ています。
看板といえばいいかもしれませんが、少し目が悪いと”なんか光っているな”程度にしか思わないでしょう。それくらい奥まったところの一つの光です。
ボストークはロシア語で東を意味するのですが、1960年代前半に打ち上げられたロシアの宇宙飛行船の名前でもあります。正直、このグループは感性の部分が強いのであまり店名の意味は気にしなくてもいいと思います。
このグループの特徴は、とにかく店内が暗いということにつきます。ボストークも例外ではありません。
店内は40坪前後でしょうか?薄暗い中にテーブル席があり、その奥には個室があります。
料金は、カウンターはチャージがかかりませんが、テーブル席やソファーシートは500円のチャージがかかります。
ビールは1杯850円、カクテルは1000円前後、ウイスキーは1000円~でしょうか。
カウンターで一人で飲んでもいいです。カクテルは高品質ですし、ウイスキーも充実しています。
接客は、もちろん使う客側にもよると思いますが、一度行けばたいてい覚えてくれますし、きちんと話しかけてくれます。会話もきちんと歯車を合わせてくれます。
とはいえ、しっかりしていますがカジュアルさもあり、敷居を低くしようという姿勢がうかがえます。
感心するのが、雰囲気がかっこいいお店だと、店員さんが気取っている(スノッブに映る)場合があってがっかりすることも多いのですが、ここに関してはそれはないです。
正直な話、バーに求めるものとは、その雰囲気と接客が80%以上をしめるのではないでしょうか?どれだけ商品内容が良くても雰囲気と接客が良くなくてはバーとしての魅力は低くなります。
とはいえ、商品力が全くなくてもいいかというとそうではありません。雰囲気だけよくて商品力が伴わないと客単価が低くなってしまい、その結果客層が悪くなり、お店全体の雰囲気も下がります。
このグループのすごいところは決して若い層にこびないというか、お酒の味もわからないで騒ぎたいだけの層には近寄れない雰囲気がすでにあって、とはいえ高飛車な雰囲気があるわけでもない、その絶妙なバランスです。
採点はこちら