西麻布 オオハラ エ cie|フレンチビギナーに猛烈お勧め!

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大原正彦シェフが2000年にオープンしたフレンチレストランです。

レストランオオハラ
西麻布の交差点から1分程度ですが、迷ってしまう人はいるかもしれません。六本木通りから一本奥に入ったところにあります。対面はイタリアンがあります。

綺麗に整理された入り口から期待感が持てます。

レストランオオハラ
ファサードはこのような感じです。地下一階ですが、半分吹き抜けになっていて、さらに贅沢なスペースが店内手前にあるため閉鎖的な感はありません。

レストランオオハラ

店内エントランス前。右側が店舗で左側は採光のある空間です。ここでテラス席でもやればいいと思いきや、営業に使っている様子はありません。パーティーなどでも使わないのでしょうか?

 

 

テーブルセッティングは極めてシンプル。麻昆のトップとクリストフルのカテラリー、水用のグラスと花が一輪。店内は白とベージュで統一されていて、見方によってはクールに映ります。レストランオオハラ テーブル

逆にいえば、飽きの来ない造りといえます。2000年のオープンから大きくはインテリアは変更していないと思います。内容で勝負という意気込みを感じます。

 

いわゆるデザイナーズ系のレストランはオープン時は集客できるかもしれませんが、インテリアで集客しようとする意図が丸見えなので内容が伴わない場合が多いのが現状です。こちらのようなシンプルで清潔な内装はいわゆるしっかりと修業したシェフのお店などでは最適なのではないでしょうか。

 

お料理

1 メニュー

オオハラ メニュー

今回はランチに利用しました。

メニューは2800円、3800円、4800円、6000円です。いわゆるプリフィクスのメニュー構成で右側に並んだ中から選んでいくというものです。

見てわかるようにびっしりと料理が並びますが、もちろん付け合わせではあるかもしれませんが、同じ食材の使い廻しは見当たりませんでした。

おそらく全体で20席。びっしり入っても15人程度の店内ではないでしょうか?それに比べるとしっかりとメニューをそろえている印象です。選ぶ楽しみがあって、シェフの得意分野なのかもしれませんが、ジビエが多かったです。

 

スターター

オオハラ オマールエビのババロワ

一皿目はオマールエビのババロワです。丁寧に火入れをしたオマールエビのババロワにカブとシソのソースがかかっています。トップにオマールのボイルがあります。

オオハラ オマール

この一皿はにくいなあという印象でした。ババロワの火入れは完璧でオマールの風味も十分でした。また、ソースもシソとカブの組み合わせが面白く、ババロワともあっているのです。

塩加減はジャストだったと思います。スターターはこの後に続く料理に期待を持たせないといけませんので責任重大です。ここでダメだとこの後の料理に期待が持てないので食べる側のテンションが下がってしまうのです。

 

オオハラ パン
パンは一般的なプチパンです。パンは飛び上るほどおいしいというものではありませんが、期待を裏切るものでもありません。

 

スープ

さつまいもとクリのスープ

今回で唯一ミスマッチだったのがこちらのさつまいもとの栗のスープ。

まずは提供温度が80度前後あったと思います。もちろん熱々を食べるというのもうれしいものですが、このようなレストランの場合は最初の一口目の印象が料理全体を左右してしまうためもう少し低い温度で提供したほうがいいとおもいました。

また、添えられたスプーンは小さすぎて飲むのに疲れる人はいるかもしれません。

 

魚料理

オオハラ 鱸
魚料理はスズキのポワレ(フライパン焼き)。これも完成度は高かったです。

スズキの上に数種類のキャベツを蒸したものが添えられてサフランベースのハーブソース、バターで軽くモンテしてあります。上に千切りのトリュフが添えられていて見た目にうれしい一品です。

まずスズキの火加減が完璧で、皮目はパリッと、内側がジューシーで、当たり前のように思われるかもしれませんが、これができていないお店は案外多いものです。

塩加減は強めに感じましたが、これはあえてシェフがコントロールしているのだと思います。

 

グラニテ

グラニテ

肉料理の前のグラニテ。これは普通。

ちなみにグラニテは花崗岩のフランス語graniteからきています。

 

肉料理

鳩のグリル

メイン料理は小鳩でした。ピジョノーですね。

胸肉ともも肉を別々に火入れしてシャンピニョンとともに仕上げてあります。

鳩はジビエなので、それなりにのクセの強さを想定しましたが、臭みは最小限に抑えていました。

日本人の味覚でたとえば本当にジビエ臭をつよく出してしまうと”臭い”の一言で片づけられる可能性があるのでシェフは悩ましいところだと思います。

こちらは鳩らしさを残しながらさらに一般の方が食べても食べづらくないような絶妙なラインでした。

 

では、これがアラカルトの単価で6000円するものだとしたらどうでしょうか?

私だったら鳩に6000円出しているんだからもっと鳩くさくしろと思います。ですが、プリフィクスの中の一品であればそうもいかない、それが面白いところなのです。

 

デザート

洋ナシのベルエレーヌ

デザートは洋ナシのベルエレーヌ。ベルエレーヌはチョコレートと洋ナシの組み合わせの事だそうです。

チョコレートの下には洋ナシのソルベとチョコレートソースがあります。

 

ミニャルディーズミニャルディーズ(小菓子)は4種類。

食後はコーヒー、紅茶、ハーブティーから選びます。

 

ワイン・接客

ワイン

白ワイン リムー シュナンブラン

白ワイン

白ワインはロワールでは有名なシュナンブランを南部リムーで生産したもの。

シュナンブランは造り方によっては酸味が少なくもなるし強くもなるカメレオンのような品種といわれています。

南部だと日照量が強くて酸味が少ないかと思いきやしっかりと酸味もあってシュナンブランらしい花の香りも十分にありました。

実は提供温度が低かったのかもしれません。おそらく5~6度だったと思いますが、このワインだと香りが広がるのでもっと高くて9~10度超でもよかったと思います。

ソムリエさんはそのあたりをわかっていてあえて表面積の大きいグラスを選び、できる限り高い位置から空気を含ませるように注いでいました。

 

赤ワイン サンテミリオン シャトーシマール 2003年

シャトーシマール

2003年のサンテミリオンなのでもっと熟成しているかと思いましたが、まだ十分に強さがありました。渋みは抑え目でとにかく香りが華やかでした。

提供温度・グラスも完璧。おそらく私が最後のボトルだったと思いますが、コンディションもよかったです。

 

接客

接客は20席程度の規模でマネージャー兼ソムリエともう一人の二人ですが、十分に目が行き届いています。余計なことはしませんがよく気が付いてお客から何か申し出なくてもきちんと目を合わせてくれます。

二人の接客係とも清潔感があって、知識もしっかりしていて言葉使いも丁寧です。日曜日の昼間だと疲労もあるかもしれませんが、楽しそうに接客していました。

ゲリドンサービスをするわけではないのですが、都会的なフレンチレストランのサービスとしては申し分のないものです。

 

お料理は、しっかりとした技術と経験があり、オーナーシェフのお店らしくどのお料理もレベルが高い。

さらに塩加減も強めにしているところから、私にはミシュランのほうを向いて料理を作っているようには感じませんでした。シェフ自身がおいしいと思う料理を目指していて、それがきちんと機能しています。正直、なぜミシュランが星をつけないのか不思議です。

メニューの品数も多く、選ぶ楽しさもあり、高い技術と安定感がある印象です。

 

接客も完成度は高いです。ただ私はレストランになれているのでいいのですが、慣れていない人がいきなり利用すると少しドライに感じるかもしれません。

ゴマをするようなお客を必要以上に持ち上げるようなことはしません。

 

内装は清潔でシンプル。飽きの来ないものです。絢爛豪華ではありませんが、必要最小限のインテリアをコンパクトにまとめた感があります。これはお店のスタイルでしょう。

僕はこれが一つの東京のフレンチの完成形だと思います。

シェフの好きな料理をやっていると書きましたが、実際に本当にフランスの味覚通り好きなことをやると客離れをしてしまいます。そのジレンマの中で、これからも作り続けてほしい。そんなお店です。

 

また、特筆すべきはそのコストパフォーマンスです。

今回の訪問も日曜にもかかわらずほぼ満席でした。メニュー数から推測すると集客には成功していると思います。にもかかわらず決して色気を出した料金設定ではありません。

安心してお勧めできるお店です。

 

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当ブログ運営 前場亮のご紹介


1973年7月11日生まれ
港区赤坂で行政書士事務所を共同で運営しています。


2014年まで西麻布で飲食店を経営。
ワインも得意で第3回キュヴェ ルイーズ ポメリーソムリエコンテストで全国優勝しました。

行政書士の専門分野は風営法・航空法・道路法です。
これらのすべての分野で影響力のあるサイトを運営しています。詳しくは

風営法の専門サイト

道路法(特殊車両通行許可)の専門サイト

航空法(ドローン飛行)の専門サイト

をご覧ください。

モノを所有すること、保身、名誉が嫌いです。

行政書士 前場亮事務所
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